おもしろ豆辞典


家の近くのスーパーに買い物に行ったら写真のジュースが飲料品の棚でひときわ宣伝されていた。
なんか体に良さそうな宣伝文句でちょっとジュースにしては高かったが買って店内の休憩所(今は店内の物を食べる場所がある)で早速飲んでみた。
砂糖とかイチゴ果汁で味付けしてあって飲みやすくはしてあるがこの植物(果実)の本来の味は不明だった。
「アサイー」・・・朝が良い・・・なんてとこから名が付いたのかと思っていたがパソコンで検索してみたら果汁の名前だった。
ブラジル・アマゾンが原産でヤシ科の植物の果実とのこと。
俺が知らなかっただけでパソコンでは有名人が「アサイー」を健康飲料や美容効果に使用して流行っているとのこと。
何せ栄養価が凄い(本当かな)、ポリフェノールがココアの4、5倍・ブルーべりーの18倍・ワインの30倍、鉄分はレバーの3倍、食物繊維はゴボウの6倍と滅茶苦茶凄い!
これなら少し高いぐらいは惜しくはないよ!
「アサイー」はさて置いて、今や知らないこと興味あることなど何でもパソコンで瞬時に検索してそのことだけでなく付帯したことまで解ってしまうのだ。
カメ爺はカメ少年の頃から野次馬根性と好奇心の塊りで、家が下宿屋(常時学生が何人か同居していた)だったのでお兄さん達にいつも質問していた。
彼らも何でも知っている訳ではないのでその時は少年雑誌の付録に付いて来る豆辞典で知識を得ていた。
当時の愛読書?は何と言っても集英社の「おもしろブック」だった。その他秋田書店の「冒険王」や講談社の「少年クラブ」なんてあったが俺は断然「おもしろブック」ファンだった。
多分人気漫画の「少年王者」から引っ張られてそのまま愛読者になったようだ、こどもだったので単純にこれは絶対俺の本だと思い込まされたのだろう(当時は俺のような単細胞の少年ばかりだった)。
「おもしろブック」はその後「少年ブック」「月刊少年ジャンプ」へと変わっていったが俺もその頃はもうこの本の系統から離れていた。
付録の「おもしろ豆辞典」は俺のバイブルみたいな物で、みんなが知らないことを知っているのが楽しくて得意になっていたものだ(馬鹿な奴だが当時はしごく真面目に思っていた)。
テレビがまだ無い時代でラジオで千代田生命(もう今は外資系になった)の「知恵の輪クラブ」と言うこども向けの番組があった。
アナウンサーやゲストの出す質問はこども向けながら当時のカメ少年は大概答えを出せた。
答えをハガキで出すと何かもらえたようだが、もうそのことはすっかり忘れた。
毎日が日曜日の爺さんは「おもしろ豆辞典」ならぬ「ぱそこん辞典」で毎日を楽しく過ごしている、ありがたや「パソコン様」である。
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